妊娠をきっかけに仕事を辞めて子育てに専念。
子どもが小学校に上がるタイミングで、そろそろ働こうかなと思ったら35歳。ブランク7年、保有資格なし
こんな私に仕事はあるの?資格もないし、就活しても受かる気がしない。
不安な気持ちから、つい諦めモードになっていませんか?
でも大丈夫。ブランクありの子持ちでも、やりがいのある仕事に再就職することは可能です。
この記事を読み終わるころには、就職への不安が解消されイキイキと働く未来がイメージできるようになっていますよ。
- 不安解消のために今からできること
- ブランクありでも仕事がみつかる秘訣
- 未経験でも挑戦しやすい仕事5選
ブランクあり35歳。再就職成功に向けてまずやること
「35歳からの転職はむずかしい」
そんな噂を耳にしたことはありませんか?
35歳といえば、転職市場ではただでさえ求められるレベルが上がり、転職が難しくなってくる年齢です。
では主婦からの再就職はというと、働いていない期間が長い分難しいのが現実です。
大切なのは、まず働きだすということ。
自分にできることをしっかりと整理して、勇気をもって一歩踏み出してみましょう。
今までの経験からできることを整理する
まずは自分に何ができるのか。経験の棚卸をしましょう。
退職前まで一つの会社に勤めた継続性や、以前の仕事で身につけたスキルなど、
アピールできるポイントはありませんか?
複数の会社を転々としてきた場合には、自分が選んできた仕事から共通点を探してみましょう。
「人と関わる仕事がすき」「接客がすき」「一人でコツコツ取組む働き方」など、自分の傾向が見えてきます。
頭に浮かんだことをざっと紙に書きだし、
自分には何ができて、これから何を仕事にしていきたいのか。
ゆっくり考えてみましょう。
キャリアカウンセラーに相談する
自分ではアピールポイントが見つけられないという場合には、
キャリアカウンセラーに相談するのがおすすめです。
無料で相談することができ、
自分の経歴を客観的に見た感想や、プロ目線でのアドバイスを受けることができます。
自分ではたいしたことがないと思った部分が、実はアピールポイントだと気がつくきっかけにもなるので、
経歴に自信のない方にはぜひ試していただきたいサービスです。
本格的に就職活動が始まってからも条件に合う求人の紹介や、企業との調整役をしてくれます。
筆者も実際に利用しましたが、何よりも不安な気持ちに寄り添って伴走してくれる存在がいることに励まされました。
理想の働き方を考える
理想の働き方を叶えるために、業務形態の選択は非常に重要です。
自分の状況にあった業務形態を選ぶことで、再就職と安定した仕事を手に入れることができます。
4つの業務形態
働き方には大きく4つあり、勤務時間や業務内容の他、責任の重さが変わります。
- アルバイト・パート
- 派遣社員
- 業務委託
- 正社員
それぞれの働き方にメリット・デメリットがあり、自分の状況に合わせた働き方を選択するのがおすすめです。
業務形態 | アルバイト・パート | 派遣社員 | 業務委託社員 | 正社員 |
特徴 | ・直接雇用 ・採用基準が低い ・短時間の勤務が可能 | ・派遣会社に登録し、派遣先企業にて勤務 ・3~6か月ごとに契約を自動更新する。 | 雇用主である会社が業務委託契約を結んだ先の会社にて、特定の業務を遂行する。 | 無期雇用で定年まで安定して働くことができる。働きぶりに対する評価から収入アップできる可能性がある。 |
雇用主 | 勤務先 | 派遣会社 | 業務委託会社 | 勤務先 |
業務内容・就業時間 | 勤務先の指示に従う | 勤務先の指示に従う | 業務委託会社の指示に従う | 規定の就業規則に従う |
メリット | ・勤務時間が調整しやすい | ・職場が合わない場合は、別の派遣先を紹介してもらうことが可能 | ・特定の業務に特化した働き方ができる ・スキルを活かせる ・契約内容によって3年以上勤務できる場合がある | ・無期雇用 ・福利厚生 ・賞与 ・昇給 |
デメリット | 責任の軽い業務であることが多く、スキルアップに繋がりにくい。 | 「3年ルール」があり3年を超える場合は契約終了か派遣先の直接雇用に切り替わる。 | 委託された業務のみを遂行するため、働きながら業務の幅を広げていくことはできない。 | ・責任の重さ ・異動、転勤の可能性 ・トラブル対応 |
今はまだ育児に重点を置きたいという場合は、子どもの成長に合わせて業務形態を変えていき、ゆくゆくは正社員を目指すというのも一つの方法です。
未経験でも挑戦しやすい仕事5選
長く続けていける仕事を考えたときに、あなたの必須条件は何ですか?
「人と関わりたい」「黙々と集中したい」「やりがいを感じたい」「好きなものに囲まれたい」
せっかく新しく仕事を始めるなら、長く続けていける仕事の第一歩にしたいですよね。
ここでは、未経験から挑戦できて女性に選ばれている人気の仕事を5つご紹介します。
- 事務職
- 接客業
- ITエンジニア
- 介護職
- アパレル関係
1. 事務職
長く働くことができる仕事として事務職は不動の人気です。
事務職は座り仕事が多いため体力を問わず、周囲とのコミュニケーションが得意な女性は広く活躍することができるおすすめの仕事です。
事務職と一言にいっても、総務・人事・給与関係・経理・受付など業務は様々あり、部署が分かれている場合は一日の業務内容が全く異なります。そのため求人数も比較的多く、興味のある求人が見つかる可能性が高いでしょう。
小規模の企業では総務から経理まで1~2人でこなしている場合もありますが、
そうでない場合は業務担当者が複数人いることが多く、子どもの体調不良による急な欠勤にも対応してもらいやすくなります。
また、一つの業務を続けることで事務職でも専門性を得ることができるので、未経験から長く働くには最適な仕事といえます。
2. 接客業
接客業は人と関わることがすきな方におすすめの仕事です。
特別なスキルは必要ありません。
基本的なあいさつや笑顔ができれば、未経験者でも好きなものに囲まれて働くチャンスがあります。
接客業というとまず飲食店が思い浮かぶかもしれませんが、それ以外にも小売業・観光業・宿泊業などがあり、幅広いジャンルで常時求人があります。
人と関わることがすきな方には、楽しみながら活躍することができるおすすめの仕事です。
3. ITエンジニア
ITエンジニアは、システムの運用やネットワークの構築などを行う今まさに需要が高まっている技術職です。
多くの企業がWebサイトやネットストアを持ち、IT技術が急速に発展していることから、将来性があり新しい人材が求められている業界です。
また、ITエンジニアはスキルを身につければ高収入を狙うことができ、リモートワークを導入している企業が多いことも魅力の一つ。
身につけたスキルを活かして将来的にフリーランスを目指すことも可能です。
入社後の教育体制が整っている未経験歓迎の求人の他、在宅で基礎から学べるオンラインスクールも多数あるので、未経験者に人気の仕事となっています。
4. 介護職
日本では高齢化が急速に進んでおり、介護職はこれからますます需要が増える仕事です。
介護職には主に4つの職種があります。
- 介護事務:施設の管理やレセプト請求、受付を担当する
- ヘルパー:利用者の食事や入浴など生活の介助を行う
- 介護福祉士:利用者の介助やヘルパーへの指示など、介護現場のリーダー的存在
- ケアマネージャー:介護認定を受けた方にケアマネージメントを行う
未経験の場合は介護事務やヘルパーからスタートし、働きながら資格を取得することでスキルアップすることが可能です。
「人の役に立つ」ということを直接感じられる仕事である上、自分の家族が要介護者になった際に必ず役立つ知識が身に付きます。
介護業界というと、人手不足や待遇面が心配になるかもしれません。
しかし近年では国も人材確保のために動きだしており、補助金による待遇改善や事業所の業務改善が積極的に行われています。
社会的に求められている職種は採用率も高くなるので、心配しすぎず興味があればぜひおすすめしたい仕事です。
5. アパレル関係
アパレル関係は言うまでもなく、洋服好きな方におすすめの仕事です。
特に販売員は未経験の募集が多くあり、一度経験を積むと洋服を販売するプロセスはどのお店でも基本的には同じなので、別のブランドでも通用するスキルになります。
努力次第では販売員から店長になり、アパレルバイヤーを目指すことも夢ではありません。
また、社員価格で洋服が購入できる場合も多いため、子供服や自分の好きな洋服がお得に購入できる事もメリットの一つです。
アパレル販売員というと、若い方のイメージが強いかもしれません。
しかし実際には、年齢を重ねても各年齢層に合わせたブランドが数えきれないほどあります。
年齢を気にせず、経験を活かして長く働けるおすすめの仕事です。
まとめ
今回の記事では、主婦がブランクを乗り越えて社会復帰をするポイントをまとめました。
大切なことは「まず一歩踏み出すこと」
そして、よりよい仕事を手に入れるために自分の経歴を振り返り分析することです。
働きだすと、子どものお迎えや夕飯の支度など問題はいくらでも出てきます。
子どもが幼いうちは早めに帰宅できる仕事を選ぶなど無理せず、成長に合わせてあなたの仕事もステップアップしていくことがおすすめです。
さぁ、勇気をだしてブランクを捨てにいきましょう。